引き続きローテ毎の成績検証。
今回は芝に絞って競馬場別にデータを検証してみます。
単純な集計なので、劇的な効果は無さそうだけど、自分の印象と実際のデータとでどれくらい違いがあるのかを知っておくのも意味があるかも。

函館  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 82- 80- 70- 653/ 885 9.3% 18.3% 26.2% 78 73
今回延長 25- 28- 29- 352/ 434 5.8% 12.2% 18.9% 113 89
今回短縮 19- 18- 26- 264/ 327 5.8% 11.3% 19.3% 61 64

メモ:重い芝こそ短縮ローテが走るという考えを持っていたが、逆に延長ローテが最も回収率が高く、予想外の結果。小回り洋芝で差し届かない前残りというイメージか。

福島  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 64- 50- 47- 582/ 743 8.6% 15.3% 21.7% 136 91
今回延長 25- 40- 41- 416/ 522 4.8% 12.5% 20.3% 47 77
今回短縮 27- 28- 30- 371/ 456 5.9% 12.1% 18.6% 182 89

メモ:同距離ローテが勝率、複勝率、回収率とも良く、次いで短縮組。単勝回収率は短縮組が高く、穴の一発なら期待できそう。同距離、短縮の単勝回収率が100%を超えており、荒れる福島を裏付ける結果に。
※念のため2年分で結果を出しても同距離>短縮>延長の順でした。

新潟  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 55- 47- 52- 534/ 688 8.0% 14.8% 22.4% 92 83
今回延長 37- 29- 33- 530/ 629 5.9% 10.5% 15.7% 73 58
今回短縮 40- 55- 46- 625/ 766 5.2% 12.4% 18.4% 46 71

メモ:延長が最も複勝率、同回収率が低いが短縮も案外冴えない結果に。同距離組が高いアベレージを叩き出しており、極端な傾向にならない。

東京  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 83- 71- 79- 762/ 995 8.3% 15.5% 23.4% 76 75
今回延長 55- 62- 54- 858/1029 5.3% 11.4% 16.6% 58 60
今回短縮 60- 65- 66- 626/ 817 7.3% 15.3% 23.4% 70 83

メモ:新潟と同じ高速馬場の東京だが、短縮が複勝率も高く、安定して走っている。

中山  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 100- 87- 89- 873/1149 8.7% 16.3% 24.0% 58 79
今回延長 54- 62- 60- 845/1021 5.3% 11.4% 17.2% 79 69
今回短縮 33- 41- 38- 455/ 567 5.8% 13.1% 19.8% 53 70

メモ:ローテ別の集計でパッとした結果が出ず、ここで回収率を高めるには別の切り口を用意した方が良さそう。短縮が走らない印象があったが、そうでもない様子。

中京  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 60- 59- 58- 629/ 806 7.4% 14.8% 22.0% 76 71
今回延長 22- 33- 26- 519/ 600 3.7% 9.2% 13.5% 28 48
今回短縮 43- 32- 42- 436/ 553 7.8% 13.6% 21.2% 75 96

メモ:ここは圧倒的に短縮向き馬場とみて良さそう。逆に延長は悲惨な結果で、大幅な割引が必要か。

京都  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 77- 82- 89- 781/1029 7.5% 15.5% 24.1% 51 69
今回延長 62- 50- 53- 758/ 923 6.7% 12.1% 17.9% 90 68
今回短縮 51- 59- 50- 490/ 650 7.8% 16.9% 24.6% 78 91

メモ:京都も同じく短縮向きの馬場か。ただ、単勝回収率では延長が高く、勝率も大幅な差はないので、前残りの頭で一発という構図が見て取れる。もう少し細かく精査すれば馬券に繋がる分析になるか。

阪神  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 80- 88- 79- 765/1012 7.9% 16.6% 24.4% 63 77
今回延長 62- 52- 59- 833/1006 6.2% 11.3% 17.2% 85 72
今回短縮 51- 58- 60- 573/ 742 6.9% 14.7% 22.8% 66 95

メモ:中京、京都と同じく短縮向きの馬場。ただ単勝回収率がそこまで冴えず、穴馬の頭狙いはそれ程期待できなさそう。

小倉  前走距離別集計

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 74- 73- 75- 792/1014 7.3% 14.5% 21.9% 73 81
今回延長 27- 29- 34- 408/ 498 5.4% 11.2% 18.1% 83 83
今回短縮 32- 32- 25- 444/ 533 6.0% 12.0% 16.7% 64 45

メモ:短縮が完全に終わっている結果。逆に延長が有利に働いている様子。

集計期間:2013. 5.11 ~ 2014. 4.27
総括:全体的には小回りコースでは短縮<延長の構図となり、大回りコースでは短縮>延長の構図となっている。芝の重軽、坂の有無はそれ程結果に影響が無さそうで、むしろ脚質が重要か?とも思える。
短縮有利な競馬場はもう一捻り加えれば短縮馬狙いでプラス収支に持っていけそうな気配。要検討。